PHOTOS Old Log -6 (遠征記6)


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March.16, 2011
Some photos taken at Narita were added, however it may be impossible to take a new picture for a while because of turmoil after a strong earthquake in northeastern part of Japan.

Towns in northeastern part of Japan were devastated by strong tsunami triggerd by the earthquake. There is trouble with an nuclear power plant. And there is little trouble in Tokyo. Even so, people say "the Sun also rises".

Wait for the Rising Sun.



Feb.22, 2011
British Airways, American Airlines and Delta Airlines inaugurated flights to/from Heneda on Feb.20. These are midnight or early-morning flights, however it is possible to take a picture with sunlight, even if it is weak light, at Haneda Airport.
I took pictures of these airliners and uploaded it.

Singapore Airlines has double daily flights.
Normally B773ER, but B773 today.
Without raked wing tips



Dec.16, 2010
Hawaiian Airlines normally arrives at Haneda Airport on 10:05PM. But today, Hawaiian Airlines arrived at Haneda Airport with 14-and-a-half-hour delay. Therefore I could get very rare shot of Hawaiian at Heneda, "Hawaiian in the daytime at Haneda".

Hawaiian with the old Control Tower of Haneda
Very rare scene in daylight!



Dec.13, 2010
A new international terminal at Haneda Airport was opened at the last October. And new D runway (05/23) was opened, too. There is a variety of taking a picture of an airplane. Especially a combination of the new international terminal and Mt.Fuji is good. This is seen in winter since it depends on weather condition, particularly air clearness.

Mt.Fuji, International Terminal and an airplane taking off from RW34L
This rare fantastic scene is only one time a day.
Domestic Terminal?
No, International Terminal
It looks like an international terminal, isn't it?
Undeveloped airport in metropolis?
What is next extension?
Tokyo Skytree that is a new landmark in Tokyo is seen here.
Tokyo Skytree is under construction now. And it will be the tallest tower in the world after the completion.
An airplane approching RW34L
A 300mm lens is not enough for the scene.
(from the upper floor of a car park annexed to the International Terminal)
New D Runway is far.
(from the upper floor of a car park annexed to the International Terminal)



Nov.23, 2010
I went to London Heathrow via Singapore. One of purposes of this trip is to take a picture of an airplane, of course. Another is that I try Singapore Airlines's new route Haneda(Tokyo)-Singapore.

I stayed at a hotel near Heathrow Airport four nights. I could watch an airplane from my room and reach spotting points on foot. Location was good and I had three days to take a picture. But ...

View from a room of a hotel near Heathrow Airport.
Shooting condition on morning is bad becouse of back light. Maybe afternoon is not bad.
125mm lens is enough for taking a picture of an airplane that is approching RW27L.

I couldn't take pictures satisfactorily since weather condition was bad. Two of three days for my shooting trip were bad weather and another is not good, however I tried to take many pictures. Unfortunately outcome was not good.

Famous spotting point for RW27L final approach.
It seems to be comfortable lawn with dung of dogs.
Many kinds of photography is available.



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東京(2011年3月16日)

3月11日の大地震以降混乱が続いているため飛行機の写真撮影もしばらくは出来ないかもしれないので、 撮ったものの更新していなかった成田での写真を数枚掲載しました。

ここでの本題は日本の現状についてです。東北地方では非常に大変な状態でありますが、我が東京でも 余震(そんなに大きくないですが)続いていて、計画停電、物不足、原発からの放射性物質漏洩の影響などの 問題が発生しています。こんななか東京を脱出する人が増えていますが、これは大歓迎です。

日本在住の外国人が日本を脱出し、一部の外国メディアも撤退しました。これは無駄な混乱を避けるためには 良いことであり、電力消費の観点からも歓迎です。

さらに、パニックになって東京を脱出するような連中がいなくなることも非常に良いことです。地震以降 あわてて買いだめに走り、たいしたことのない放射性物質漏洩に過剰に反応するような連中は混乱を起こすだけの 邪魔者です。このような連中が東京から脱出してくれれば東京も落ち着くというものです。そもそも、東京には 無駄に人が集まりすぎているので散ってもらったほうが都合が良いのです。もう二度と戻ってこないでください。 東京はあなたたちを必要とはしていません。

「被災地の人たちは大変なのだから節電したり輪番で停電するのは仕方ない」などと物分りの良いようなことを 言いいながら、乾電池を買いだめに走って10本入りパックを3パックも4パックも買い込んでくるのはおかしい だろう。節電して乾電池を使いまくるのか。大規模停電にでもなるのか・・・停電にならないように計画停電を しているのであって、懐中電灯が必要になる(夜間に計画停電がまわってくる)のは1週間か2週間に1回程度で 2〜3時間である。何ゆえそんなに電池が必要なのか。そもそも23区の連中は計画停電から除外されているだろう。 必要性など全くない。それとも、携帯馬鹿が充電のために買い込んでいるのか。3時間くらいの停電の間で 必要ないだろう。いずれにしても、こいつらのせいで本当に必要としている人にまわらなくなっている。 迷惑以外の何者でもない。

カップラーメンをかごいっぱい買い込んで毎日3食1週間食べ続けるつもりででもいるのか。5箱パックの テッシュペーパーを2パック3パックと買い込んでどうする。花粉症だってそんなに使わない。米を何袋も 買い込んでどれだけ食べるつもりなのか。必要になったら買いに行けばよいだけのことなのに馬鹿げている。

ガソリンを入れるためにガソリンスタンドの前で3日も4日も止めたままにしている連中もいるが、3日も 4日も止めておけるということは車を使う必要がないということであって、だったら自分の駐車場に止めておけ と言いたい。近所迷惑なだけである。給油できるガソリンスタンドを探して走り回ってガソリンを浪費するくらい ならばおとなしくしていろとも言いたい。たいして走るわけでもなく半部以上残っているのに給油に行く馬鹿も 多いからガソリンが品薄になってしまい、必要な人が困ることになる。

こういう連中が「日本中が大変な時だから皆協力しましょう」などと善人ぶって言っているのを見ると 非常に不愉快になる。醜い偽善である。いや、それ以下だ。だが、こいつらの化けの皮がはがれる時が来ている。 原発の放射性物質漏洩に過剰に反応してパニックになって東京を脱出し始めた。良いことである。どんどん いなくなってもらいたい。余計な混乱も少なくなり、電力消費も減って、良いことづくめである。 たいていの場合は脱出先があるようだから、もともと東京の人間でないということだろう。 少し前に東京に出てきたくせに、さも東京人であるかのように気取っている連中がいなくなるという観点でも 良いことである。

逆の困ったことは、自主避難なるものである。被災地でありながら退避勧告が出ている地域の人を受け入れるのは 良いが、退避勧告も出ていないのに自主避難してくる人たちがいる。これらを受け入れる必要があるのか。 近隣地域も電力問題などを抱えている。勝手にパニックになって出てくるような連中は近隣地域に迷惑なだけであって、 中部地方以西に行ってもらいたい。東北や関東に留まられても迷惑なだけである。

さらに、自体を悪化させる困った連中も多い。「個人としても何とかしたい」などと言って電池などの 物資を大量に買い込んで被災地に届けようとする連中がいる。正常な市場が混乱するだけであって何の利点もない。 自宅で眠っている物を提供する場合のみ効果があるということが分からないのか。このような行為は自己満足の 偽善行為でしかない。また、有名人が被災者支援の呼びかけなどを行っている。これ自体は悪いとは言わないが、 集まったものを自分で届けようとしていることは大問題である。交通や物流が混乱しているときに個人で 動く(本人が持っていくのか宅配や郵送のようなことをするのか知らないが)のは迷惑なだけである。 このような自己満足の偽善行為に感動して偽善参加している連中が多いからいけない。自分は良いことをしていると 自己陶酔に浸っているだけである。本当に必要なことを考えてもらいたい。何とか助けたいという個人の満足を 満たすために混乱を生じさせるという愚かな行為はやめてもらいたい。

素人は金を出せば良いのである。何でも金で済ませるのかなどと言う馬鹿な連中がいるが、金があれば 一番効率的な運用ができることくらい分かるだろう。金はすぐには物資にはならないなどというやつもいるが、 必要なものはすぐに提供される。個人が個別に少量を集めても足手まといになるだけである。 物資はどは、提供要請があった場合にのみ要請場所に自宅に眠っている物(要請された種類の物)を届ければ 良いのである。自己満足の偽善をふりまくのはやめてほしい。

とにかく、迷惑な連中がたくさんいるわけであって、原発状態や活動的な地盤の状態から今後どのように なっていくかは分からない。収束するかもしれないし、さらなる混乱が生じるかもしれない。 いずれにしても、電力問題は長期間続くことは間違いなく、これによってかなりの生産性低下が予想される。 放射能の風評被害がでるかもしれない。たとえそれでも東京は復活するだろう。そして、東北地方の回復には時間は かかるだろうが、それでも日はまた昇るだろう。

今は静かに日が昇るのを待つしかない



羽田空港(2011年2月22日)

BA、アメリカン、デルタが羽田線を始めたので撮りに行ってきました。
お決まりの深夜早朝便ですが、BAの出発時刻が6:25、AAが6:40、DLが6:55なので、 展望デッキが開く6:30からかろうじて撮ることができます。

今日は、T1(第1ターミナル)の展望デッキのオープンと同時にダッシュしてBAがターミナルを離れるところを 撮り(運が良ければ富士山を背景に入れて)、その後にT2に移動してAAとDLがRW34Rから離陸する ところを撮るという狙いでしたが、BAは出発時刻になっても動く気配がなかったため、AA、DLも T1から撮るはめになってしまいました。結局、BAは1時間遅れで出ていきました。明るくなってから 撮れたので良かったとも言えますが、薄暗いのも早朝便の感じが出るので良かったのですが・・・天気は あまり良くなかったので富士山はよく見えなかったし・・・

BAはRW34Rからの離陸だったので、最初からT2に行っていれば、BA、AA、DLとも離陸を 撮れたと言う事でした。どうせ富士山が見えないならそれで良かったのに・・・次回は最初からT2にします。

ところで、BAが1時間遅れだったのと同じように、SQも1時間くらい遅れて出て行きました(理由は分かり ませんが、ともに1時間程度遅れて到着したため出発も1時間遅れたようです)。 そして、このSQが何か違和感があると思っていたら、B773ERではなくてB773でした。 主翼端のキレがありませんでした(つまりレイクドウイングチップがついていない)・・・と言っても違和感の 原因がはっきりしたのは、レジが9V−SYxだったからですが(B773ERは9V−SWx)。
B773は中距離仕様なのでたいした装備ではないのですが、それを羽田線に入れてしまうとは・・・B773ER仕様に 改修済のものだったのでしょうか? それとも1時間遅れた理由が機材トラブルでB773しか代替にまわせなかったのか?

レイクドウイングチップがついてない!
毎日2便でおなじみのSQのB773ER・・・と思いきや・・・B773ではないですか!
いいんですか? キャビン仕様は?
拡大してみました
どうでもいいと言えばどうでもいいんですが・・・

SQといえば、以前はターミナル南側のゲートを使っていたので"Tokyo International Airport"の表示や富士山を 背景に入れて撮影することができませんでしたが、今回は北側のゲートを使っていたので背景に入れることが できました(富士山はよく見えませんでしたが)。

ついでに、JALのエビちゃんジェット(サマンサタバサジェット)も撮ってきましたが、機体全体を入れたので顔が よく見えませんでした。次はアップで撮ってこようと思います。

最後に、現在の国際線の出発時刻は、KE、SQ、BAがともに6:25となっています。展望デッキが開くのは 6:30なので定刻に出発されてしまうと見ることができません。展望デッキのオープンを6:00にしてもらいたいと 切に思います。羽田空港のホームページに要望として出してみましたが、どうなのでしょう? 多くの人が 6:00オープンを要望してくれれば変更になると思うので、世論の盛り上がりを期待したいです。



羽田空港(2010年12月16日)

11月から羽田に就航したものの深夜便のため撮影が難しかったハワイアン航空を撮ってきました。しかも昼間に!

昨夜ネットを見ていて偶然にもハワイアン航空がディレイしていること知りました。しかも14時間半遅れて昼の 12時半に到着予定らしい。理由は分かりませんが、ホノルルにいったん引き返したためのディレイのようでした。 これは千載一遇のチャンスで、これを逃す手は無いと思って羽田に撮影に行ってきました。

予定通り遅れて(変な表現ですが)12時半過ぎに到着しました。出発は15時予定でしたが、10分ほど遅れて出発して いきました。天気は良くなかったものの撮影に支障はなっかたので良かったです(寒かったですが)。

こんなチャンスは二度と無いと思う(ハワイアンがディレイして昼間に来る可能性はあるものの、この情報を掴んで、 なおかつ撮影に出かけられる状態にあるという3つの条件をクリアするのは難しい)ので、写真をたくさんアップしました。

羽田の旧管制塔とハワイアンB763ER
昼間に撮れるとは感激です

ちなみに、CXの昼の便はB744予定のところが、ワンワールドカラーのB773ERでした。ワンワールドカラーというのも うれしいですが、B773ではなくてB773ERというのが良いです。



羽田空港(2010年12月13日)

毎冬恒例の富士山をバックに入れた写真を撮りに羽田に行ってきましたが、今年は国際線ターミナルが完成して、 D滑走路の使用も始まったので、今までとは変わった感じになりました。

なんといっても今まできれいとは言えなかった背景に新しい国際線ターミナルができたので、 "Tokyo International Airport"の文字が入ったターミナルと富士山が合わさって良い感じになりました。
せっかくの国際線ターミナルなので外国の航空会社を絡めたいところですが、現状では、富士山がきれいに見える朝のうちは、 SQ、KE、CI、CAのみになります。このうちKEとCAは機材が小さい(B739、A321)ので面白みに欠け、 SQは使用スポットの関係でうまくフレームに入ってきません。このため狙いどおりの構図になるのはCIのみとなります。 1日ワンチャンスですが、天気さえ良ければ良い絵が撮れます。
なお、9時頃にBRとCXが駐機場からトーイングされてくるので、それを狙う手はあります。

また、忘れてはならないのがRW34Lから離陸した飛行機と富士山の絡みです。今までは朝の混雑時に限って中小型機を 数機だけ34Lから上げていましたが、D滑走路の供用が開始されたことで、これが無くなってしまったのではと思っていました。 ところが数は減ったものの残っていました。8時頃に3機が34Lから上がりました。結局うまく構図にはまったのは1機だけでしたが、 機会が完全に無くなってしまわなかったので良かったです。

富士山、国際線ターミナル、離陸機の絡み
国際線ターミナルを意識しすぎたためか後ピンになってしまって離陸機がぼけてしまった。 いつまでたっても下手・・・1日1回のチャンスを確実にものにする技術がほしい。

それにしても羽田の国際線ターミナルは外国の航空会社が少なすぎです。国内線かと思うほどです。もう少し外国の航空会社が 増えると楽しくなるのですが、まだまだ先でしょうか。

ただ、撮影環境は悪くないですね。いろいろな絵が撮れて楽しめます。D滑走路が遠いのは難点ですが、3つのターミナルと それぞれの駐車場を使うだけでもいろいろな撮影ができます。今まではJALやANAばかりで飽きてしまいがちでしたが、 これから外国の航空会社が増えれば楽しくなります(夜間便ばかり増えても困りますが)。

ちなみに、日曜日の国際線ターミナルはうざい。今までは日曜日の第2ターミナルは混雑していてゆっくり撮影できる感じでは なかったので好きではなかったのですが、国際線ターミナルはさらにひどい。もともと狭いターミナルに大勢の人が来るので なおさら混雑している。
昨日は9時くらいに展望デッキに入って撮影していたので気づかなかったが、11時ころには各店舗は入場待ちの列が出来ているし、 3Fには人が溢れていて4Fに上がるエスカレータは長蛇の列、モノレールや京急からは人がどんどん降りてくるし、 駐車場には車がどんどん入ってくる状態。昼飯を買いに1Fのコンビニまで降りたが再度上がるのが面倒になって駐車場での 撮影に切り替えた。おかげで、昼からの収穫はほとんど無し(遠すぎて持っている機材では満足に撮影できない)。

朝方のひとコマ
けっこうにぎわっているけど・・・JALとANAばかりで国内線ターミナルのよう。
これなら国際線ターミナルらしい?
台湾と香港・・・近場感はぬぐえないが・・・
写真が傾いている・・・相変わらず・・・
都会の中の未整備空港?
次なる一手は?どう拡張される?
東京スカイツリー
背景にスカイツリーを無理やり入れてみました。この写真はともかく、北側のスポットに出入りする飛行機を 南側から、やや引き気味に撮影すれば自然な感じでスカイツリーが入る。
スカイツリー、これはどうだ
RW34Lに降りてT2にタキシングしていく機体を撮影。これだと背景にスカイツリーが大きめに入る。 飛行機は小さくなってしまうが。
RW34Lへのアプローチ
300mmレンズでは力不足なのが一目瞭然
(国際線ターミナルの駐車場の最上階から撮影)
遠すぎるD滑走路
どこから見ても遠い
(国際線ターミナルの駐車場の最上階から撮影)



ロンドン遠征記(2010年11月23日)

シンガポール航空の羽田線を験してみるのを目的にロンドンまで行って来ました。

念のため言っておくと、最近マスコミ等でもてはやされているような羽田便利説の信者ではありません。 一部の場所から近いというだけで、すぐれているがごとく語るのは馬鹿げています。国際空港としては 羽田が成田より著しく劣っているのは明らかで、少しばかりの国際線が開設されたからといって、 国内線のおまけ程度でしかありません。そもそも明確で優秀な航空政策があるわけでなく出たとこ勝負の 状態には変わりありません。

話を元にもどすと、行きは羽田を0:30発のSQ633便(B777−300ER)でシンガポールに 6:55に着いて、その後9:05発のSQ308便(B777−300ER)でロンドンまで 14時間のフライトでした。

まず、羽田の国際線駐車場に車を置きましたが、3階が満車だったので4階に置いてエレベータで ターミナル連絡橋がある3Fに降りると、そこはターミナル2Fの到着ロビーにつながっていて、3Fの 出発ロビーはエスカレータですぐでした。

国際線ターミナルがオープンしてから初めて行きましたが、予想していた以上にたいしたことのない ターミナルでした。小都市か地方のレベルです。たいして広くないし、マスコミでさかんに取り上げられていた 商業エリアも狭く店舗も少なく、飲食店を除くほとんどの店は閉まっていて、24時間空港で深夜早朝の便が 多いのにこれでは利用者本位とは言えません。これでりっぱな24時間空港ができたといっているのでは お笑いです(24時間空港でも店が閉まってしまうのはよくあることですが)。また、飲食店は高そうな店が 多いので旅費を切り詰めたい旅行者には不向きです。国内線の第2ターミナルなどもそうですが、有名店だか なんだか知りませんが、もっと庶民的な料金で食事を提供する店が増えてもらいたいです。さらに、すし屋の 臭いなのか酢の臭いが気になりました。外国人には不快に思う人もいると思います(私は好きではありません)。

ターミナルに必要な座れる場所はそこそこ確保されていたと思います。特に茶店風の休憩場所はなかなか 良いと思いました。そこで資料を広げて話をしていた人たちがいましたが、空港関係者でしょうか。打ち合わせ だったら他の場所でやってもらいたいものです。

出国して保安エリアに入るとさらに貧弱で、免税店が何件かあるものの、使えそうな店は飲食店や雑貨店が それぞれ1件くらいでしょうか。ある程度の時間を空港で過ごさないといけないような場合には不便で退屈な ターミナルです。ターミナル自体が中途半端なので、この程度が限界なのでしょう。これを東京の玄関口などと いうのは間違ってもやめてもらいたいです。

このようなターミナルでハブ空港を目指すとはお笑いです。ハブに必要な条件の一つは乗り継ぎ客がある程度の 時間を快適に過ごせるということです。お役人や政治家のなかにはハブというものを誤解している人たちが 多いようで、便数が多いのがハブ空港ではありません。ターミナル(終点)になってしまっては便数が多くても ハブにはなりえません。いかに乗り継ぎ便をつなげるかが重要で、中継点になれなくてはハブにはなれませんが、 日本の航空会社も行政もターミナル(終点)がすべてであるように考えているとしか思えません。入国させる ことだけを考えているようではハブにはなれません。そもそも今の羽田はソフト(運用)どころか、 ハード(施設や便数)も二流以下で、世界の何とかというには100年早すぎます。マスコミなどが 「モノレールの改札を出て何秒でチェックインカウンターに着いた」などと喜んでいるのもレベルの低さの 現れでしょう。

ついでに言わせてもらえば、ハブという考え方については、韓国勢はしたたかです。羽田の国際線再開にあわせて 従来の金浦線に加えて仁川線を開設しました。つまり首都圏から仁川乗り継ぎで世界各地へ行くことができるのです。 今までは地方空港から仁川乗り継ぎで世界各地へ行けるということで客を集めてきたわけですが、今度は首都圏の 客も狙おうというわけです。羽田が国際化したといっても路線は少なく世界各地に行くには地方空港なみの 不便さです。首都圏の客は成田から世界各地に行けるため仁川乗り継ぎは必要なかったわけですが、「近い羽田」 から世界各地に行こうとすると、地方の人がやっているような仁川乗り継ぎが都合よくなるわけです。どこかの 人は今まで仁川に取られていた客を羽田で取り戻すとか言っていましたが、中途半端な羽田の国際化は韓国勢に ビジネスチャンスを提供したにすぎません。これが明確な戦略をもたない政策の結果です。ハード(それすら 貧弱で不十分)を作ってハブを目指すと言えば良いというものではありません。だから、日本の航空業界は 勝ち組になれないのです。

仁川から客を取り返したければ必要なのは羽田の国際化ではなく成田の国内化(国内線の大幅増便)です。 今回の羽田の国際化(中途半端ですが)の効果は、成田が危機感を持ったということですが、その成田は格安航空会社 専用ターミナルを作ると言い出しています。格安航空会社を集める前に国内線を増便しろと言いたいですが、とにかく 成田で乗降する客を集めたいという方向になってしまっています。国内線を増やしたところで乗り継ぎ客は成田では 降りないので儲けにならないという考えがあるからでしょうが、目先の儲けばかりを考えずに、どうしたら成田が発展 するかを考えてもらいたいと思います。発展すれば必然的に儲けが出てくるので、目先の儲けのために成田を終点にする 考え方はやめてもらいたいです。

羽田をハブだのなんだのと言うわりには成田をハブにという意見は少ないように思いますが、そもそもどういうつもりで ハブといっているのでしょうか。何に対してハブなのでしょうか。一部の人たちは国内線と国際線が乗り継ぎできれば、 それがハブだと思っているようですが、浅はかです。ハブの定義を明確にしてどのような形を目指すのかをはっきり させなければ成功はありませんが、ハブという言葉だけが一人歩きしているように思えて仕方ありません。大切なことは 言葉ではなく、勝つためにどのように運用するかなのですが、日本の行政にはそれが見えません。

ちなみに、戦略のなさでいえば台湾勢は日本勢と同じです。新規の羽田線は松山空港発着になります。市内に近い という利点はありますが。他の国際線にそこから乗り継ぐことはできません。あくまでも東京と台北の地点間を 結んでいるだけです。成田線にしても他の国際線とは乗り継ぎがうまく合わずに乗り継ぎの使い勝手は悪いものに なっています。乗り継ぎで客を集めるという発想がないからこのようになっているわけですが、これでは拡大は 不可能です。韓国勢と台湾勢の考え方の違いは明らかです。日本勢も含めて競争に勝てるのはどこかはっきり していると思いますが。

良い例は、成田を「ハブ」にしているユナイテッドとデルタ(旧ノースウエスト)です。これらの航空会社は 昼すぎになると各地から成田にいっせいに到着して夕方にはいっせいに出発していきます。これこそが運用の妙なの ですが、このような戦略は日本にはないんですね。個人的には成田空港は悪い空港とは思っていませんが、乗り継ぎの ための空港ではないため長時間過ごすには不向きです。その象徴は保安エリア(出国後エリア)に飲食店が少ないことです。 乗り継ぎを想定していなくて、チェックイン→出国前に食事→出国→免税品購入→搭乗という流れしか想定されていないので 出国前のターミナルには食事できる場所がいろいろあっても出国後のエリアには飲食店が少なくなっています。 上記のユナイテッドとデルタの場合は乗り継ぎ時間を短くできているので成田の不便さはあまり関係ありませんが、 乗り継ぎ空港として成田が機能しようとするには根本的な考え方を変えないといけないのは明らかです。もっとも、 そのような方向に行こうとする気配は見えませんが。とにかく成田で出入りする客を集めたいということしか見えません。 羽田国際化による危機感も世界の勝ち組になれる原動力にはなりそうもありません。

羽田では、調子にのって5本目の滑走路を作ろうかなどと言っている政治家もいますが、ただ数を増やせば良いわけ ではないですし、本当の国際空港なら3500m級の滑走路もほしいし、運用の問題も解決しないといけないでしょう。 というより、まずは貧弱な国際線ターミナルをなんとかしないとだめでしょう。いずれにしても、そんなに羽田を 拡張したいのならば、現状の制限は無くさなければならいないはずです。「羽田は近くて良い」などと言っている 人たちがいるであろう地域の上を飛行機が飛んでいるのでしょうか。東京上空を飛ばないようにするためのさまざまな 制約が羽田の運用性を低下させているのは明らかで、羽田は近くて良いと言っている人たちの頭上を飛行機が通過 できるようにすべきです。それぐらいの負担をする覚悟もなしに勝手なことを言うなと言いたいです。千葉県の肩を 持つつもりはないですが、羽田のために千葉の上空を飛行機は飛んでいるし、成田がどれだけ負担しているかを 考えろと言いたいです。

遠征記なのに空港論を長々と書いてしまいました。今度こそ話を元に戻します。

新国際線ターミナルを飛行機ファンの視点から見ると、搭乗前に写真を撮ろうとしても良い場所はなさそうでした。 降機客が通る通路が外側(2F)にあって、その内側に搭乗エリア(3F)がある構造になっているので、距離が離れた ガラスを2枚通しての撮影になり、これではまともな写真は撮れません(降りた飛行機を撮ることは可能ですが)。 成田のようにガラス1枚隔てて撮影できるところはなさそうでした(ターミナルの隅から隅まで歩いたわけではない ので確証はないですが)。例外として、保安エリアの4Fにある有料ラウンジ(一部のカード会員は無料で使える)の PC用カウンターは、窓の外がすぐにランプエリアなので撮影は可能だと思います。

貧弱なターミナルでしたが、0時過ぎに出発する便が多いため、かなりの活況で、それなりの国際空港のような 感じもしました。開港まもないためか、はたまた話題の金曜夜の出発だったためか、どの便も快調のようで、 SQ633便も90%以上埋まっているようでした。ビジネス客向きだのなんだのと言われるものの(これも 一部による勝手な誘導ですが)、あきらかに観光客が圧倒していました。

出発はRW05(D滑走路)でしたが国際線ターミナルからは15分くらいタキシングしました。JALや ANAのハンガーの横を通る(Aタキシーウェイ)のが今までにない新鮮なところで、飛行機ファンには楽しい のではないでしょうか。この時間帯の羽田で出発機が列をなしているのも不思議な眺めでした。この時間帯を 過ぎると早朝まで暇になるのでしょうが。

また、駐機のなかに、バンコクで1、2度見たことがあるだけだったTGのA340−500がいたのには 感激しました(写真が撮れないのが残念ですが)。東京線ならA333で十分な距離ですが、そこにあえて A345を投入するということは、装備の充実した機材を割り当てたということなのでしょうか。

SQも同じで、2便とも充実装備のB773ERが投入されています。最新のA330が投入されるのではないかと 思っていましたが、ファーストクラスがあってビジネスクラスも広いB773ERになっています(キャパシティは A330のほうが多い)。いずれにして、ついに日本線にもB773ERが進出したかという感じです(個人的には 成田のSQ011/012もB744からB773ERに変更してほしい)。ただ、B773ERのエコノミークラスの シートは従来のB773にくらべて狭いように感じています(前後のシートピッチではなくてシートの幅)。昨年 シンガポール−チューリッチ線で初めて乗った時もそう思ったし、今回もやはり狭いと思いました。B773ERの シートは新シートなのでA380やA330と共通だとすれば狭くても納得はいくものの、何故そんなに狭く 感じるのか不思議です。わずか数センチの違いで大きく違うのかデザインの違いで感じ方が違うのか、なんなのでしょう。 新シートはリクライニングすると前方にスライドするタイプにはなっているものの、やはり後ろに倒れこむため 従来ほどではないにしても圧迫感はあるので、だったら従来のB777のシートのほうが広く感じて良いと思うのは 私だけでしょうか。

それにしても、SQは上級クラスは豪華になっているのにエコノミークラスは他社並なので、ビジネスクラスと エコノミークラスの差がありすぎます。プレミアムエコノミーを導入するわけでもないし、この差はなんとかして もらいたいものです。ちなみに、TGのA345はプレミアムエコノミーがあるんですよね(今のところTG唯一の プレミアムエコノミー設定機種)。

予断ですが、シンガポールからロンドンまでほぼ満席で14時間フライトした後に入国審査の列に45分並ばされ、 さすがに疲れました。評判が悪いのを知らないことはないでしょうし、改善してもらいたいですね。

ロンドンヒースローでの撮影
ロンドンでは空港(ヒースロー)の撮影ポイントに歩いていけるホテルに4泊しました(まる3日撮影に当てられる)。 このホテルは上から見るとカギ形をしているため、どの部屋に当たるかによって見える景色が全然違ってきますが、 たまたまRW27Lへのアプローチ機が見える側の部屋だったので良かったです。窓ガラスが2重だか3重になって いるものの部屋から撮影ができました。一般客には好評な防音性の良さのため、せっかく飛行機が見えても音が 聞こえないので飛行機好きとしては物足りなさを感じます。ただ、RW09Lからの離陸の場合は、離陸機がホテルの 上をバンクしながら飛んでいくので多少音が聞こえ、大型機の場合は振動も感じます。

ホテルの部屋の窓からの眺め。
午前中は完全に逆光ですが午後はなんとかなりそうです(天気が悪かったので確認はできませんでしたが)。 125mmのレンズがあれが機体が横いっぱいに入ります。

初日は、朝のうちは部屋からは飛行機が見えずRW27Rを使用しているようでしたが、9時過ぎくらいからRW27Lに 降りるようになったので、雨がやむのを待ってRW27Lの撮影ポイントに出かけたものの11時くらいから雨になって しまったので、あきらめてホテルに戻りました。ホテルに戻ってしばらくするとアプローチがなくなりました。部屋からは 見えないRW27Rに変わったようでした。ヒースローは15時に使用滑走路が変わると聞いていたので意外でしたが、 15時からは期待できそうだと待っていると、そのとおりアプローチ機がきたので撮影をしました。天気は悪いし、もともと 日が沈むのが早いため、たいして撮影できませんでしたが。結局、成果といえるほどのものはありませんでした。この日は 夜までずっとRW27Lのアプローチが続いていました。

2日目は、朝からRW27Lが使われていました。天気は曇り模様のままで、たまに陽が出る程度でした。それでも 10時くらいから15時前まで寒い中をねばって撮影した。しかし結果はいまいちでした。エミレーツのA380、 TAMのB773ER、パキスタンのB773ER、エルアルのB772ER、ヨルダンのA332などを狙っていたものの、 どれもピンボケの出来損ないばかりで(自分が悪いのですが)、ヨルダンにいたってはA321だし。腹が立ったので、 ほとんど消してしまいました。あとは、最終日に期待をかけるしかないです。

この日は帰りがけに、BAのハンガー横に置いてあるコンコルドの写真を撮ってきました。実はこれが初めて撮るコンコルド でした。海外遠征を始めたころには退役してしまったので、撮る機会はなかったのですが、とりあえず撮影する機会が できて良かったです(フェンス越しですが)。

RW27Lのファイナルアプローチが見られる有名なポイント。
いろいろな絵が撮れそうです。木の葉は落ちても冬枯れしない洋芝は青々としています。
天気が良ければ多くの人が集まり、一見快適そうな場所ですが、芝生を見るとあちこちに犬の糞が落ちていて 気分は良くない。犬の散歩で来る人も多いようですが、マナーは良いとは言えません。
条件が良くて余裕があれば、いろいろな角度から撮影をしてみたかったのですが、今回は ほとんど試せませんでした。

最終日は、濃霧で外は真っ白の状態で、11時過ぎてもいっこうに霧がはれないので、とりあえず出かけてみたものの 頭上直近を飛んでいく飛行機がやっと認識できるくらいで撮影はできませんでした。あきらめてホテルに戻りましたが、 その後も濃霧のままで、1枚も撮れずに終わりました。前日コンコルドを撮った時は光線状態が良くなかったので、 もう一度挑戦しようと思っていたのにそれも出来ませんでした。

なお、帰国日は出国後にターミナルから何枚か写真を撮りました。期待はロイヤルブルネイのB772ERと ジェットウェイズのB773ERだったのですが、ロイヤルブルネイは何とか撮れたもののジェットウェイズは搭乗時間に なってしまい撮りそこないました。

総括すると、せっかくロンドンまで行って3日もあったのに、なんだったのでしょう。成果があったという感じはありません。 撮影チャンスは少ないし、期待していたものは撮影の出来が悪くて不満足だし、残念でした。

いずれにしても撮影は夏場前後が良いですね。冬場は寒いし日が短いし駄目です。

帰りは、ロンドン(10:55発)→シンガポール(7:35着)がSQ317便(A380)で、 シンガポール(15:40発)→羽田(23:05着)がSQ634便(B773ER)でした。A380のロールスロイス製 エンジンが問題になっていますが、SQのA380はとりあえず飛んでいたので良かったです。機材変更されるとせっかく 指定した座席が変わってしまうので。

帰路のシンガポールでは6〜7時間あったので、例によってT3のAゾーンとBゾーンの間のレストエリアでくつろぎながら 少し撮影をしていましたが、しばらくすると滑走路が閉鎖になったようで工事車両がたくさん入ってきたため、撮影を止めて T2とT1を巡回しました。今回は1年4ヶ月ぶりのチャンギでしたが、この空港は行くたびに変わっています。T2はたいした 変化はなかったもののT1はかなり大規模な改修をしていました。T3は行く度に店(特に飲食店)が増えています。 いろいろな店ができるのは良いことですが、レストエリアは削らないようにしてもらいたいです。

シンガポールを離陸する時に機長が機内放送で「20Cから離陸する」と言っていました。今まで何度も飛行機に乗って きましたが、使用する滑走路名まで聞いたのは初めてでした。一般人に20Cから離陸すると言っても何のことだかわからないと 思うのですが・・・飛行機ファンとしは、にんまりという感じでしたが。ちなみに、日本語で放送したCAは離陸の順番待ち と言っただけで20Cとは言いませんでした。そんなこと言う必要もないから当然でしょう。

乗機のSQ634便は15:40発、23:05着なので機内では夕食が提供されますが、これが20時を過ぎてからでした。 さっさと機内サービスを終わらせてもらって後は静かに休みたいと思っていたのに、機内食サービスが終わるまで終始ざわざわ した感じで気持ちよく休めず、夕食後にやっと静かになったら到着が近いという状態だったので、すっきりできませんでした。 夕食はもっと早く提供して、残りの時間をゆっくり休めるようにしてもらいたいものです。

羽田の着陸はRW34Rでした。34Lに降りればターミナルが近いのに・・・。

雑感
帰りのSQ634便は期待に反して結構混んでいました(搭乗率85%くらいでしょうか)。15:40発では午前中しか 使える時間が無いため、観光にしろビジネスにしろ一日使ってゆっくり夕食を食べた後に乗れるSQ636便のほうが良さそうに 思えたのですが、その日のうちに帰って来られるといのが良いのでしょうか。あまり混んでいないことを期待していたのに 残念でした。隣の席が空いているか埋まっているかで快適度や疲労度はかなり違うので。

SQは羽田線を2便も開設したのに(そのぶん成田のバンコク経由便がなくなってしまいましたが)、需要はあるのですね。 成田−シンガポールはSQの2便に、JALとANAが2便ずつ、ユナイテッドとデルタが1便ずつ飛んでいるし、羽田線も JALとANAが参入したし、供給が多くなったので少しは余裕ができるかと思っていたのですが・・・。 バンコクや香港も便数が多くなっているし、韓国にいったてはそんなに飛ばして客がいるのかと思うくらいですが、 それでも客がいるということなんですね。いずれにしても、選択肢が多いのは歓迎ですし、座席に余裕ができればなおさら歓迎です。



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