PHOTOS Old Log -2 (遠征記2)


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Aug.9, 2006
Photos which were taken at airports in Kyuushuu where is a western district of Japan were up-loaded. The airports include Miyazaki Airport, Kagoshima Airport, Fukuoka Airport and Amakusa Airport.
The Dash8s of Amakusa Airlines and Orietal Air Bridge, which are small commuter airlines, are worthy of attention.
To see the photos, select Japanese Airports - Other Airports.

View from an observation hill at Amakusa Airport
View from an observation hill at Amakusa Airport
There is a small terminal at the left side.



Jan.15, 2006
I visited Tonga to enjoy DC3 flights of Peau Vava'u Air for Tonga's domestic flights. But unfortunately the DC3 (ZK-AWP) which is owned by Pionair was not flyable and my plane was the Convair580 (ZK-CIE) which is owned by Air Chathams.
I took photos of the 50-year-old Convair580 and it's cockpit.

Sea of Nuku'alofa (Tongatapu Island)
It may be clear, however it is not so beautiful.
South side of Tongatapu Island
Clear blue

I visited Singapore, Kuala Lumpur, Auckland and Tonga for this trip. In Auckland I was susupected that I was a drug carrier, and I had an inspection more than 40 minites. The reason why I was inspected was my short stay. The immigration/custom examiners dealt with me as a criminal with their fixed sense which is "short stay = purpose of crime". Moreover they didin't hear my explanation though they questioned me. They questioned and interrupted my explanation and questioned one after another. I doubted that they could understand me. Anyway I was very very uncomfortable. I will never visit New Zealand anymore.



Sep.25, 2005
Photos which were taken at Niigata Airport were up-loaded. Niigata Airport is good for Russian airliner spotting.



Aug.26, 2005
I visited Corfu(another name : Kerkyra, Greece) and Larnaca(Cyprus) to take photos of airplanes during Aug.5 to 13th.

Corfu is one of the best place for shooting in the world. Good scenery, Heavy traffic (charter planes), Close to runway, No security problem. Especially you can take photos of airplanes at the terrace which is famouse as the best shooting point.
The airport is a small airport and has only one 17/35 2400m runway. There are many shooting points around RW35 end.
There are regular flights from Greek cities to Corfu by Olympic Airlines and Aegean Airlines.

A fomouse view of Corfu.
Airplanes fly over this sea when using runway is RW35.
Unfortunately using runway is RW17 when it is fine weather since it is southern wind.
The bank to protect the runway from waves. You can take good photos on this bank.
The turning circle at RW35 end.
Almost all planes which landed at RW17 come here and change it's direction. Of course, all planes which use RW35 for departure come here and change it's direction.
A view for the airport(RW17, apron) from the terrace.
The center of this photo is the famouse terrace which is the best shooting point. And Hotel Royal is behind the terrace. You can shoot on a balcony of this hotel.
A view from a balcony of the hotel in morning.
The light condition is good for RW35 arrival and RW17 departure until noon. And it is good for an airplane on the runway until evening.
A view from a balcony of the hotel in evening.
The light condition is not good in evening.

Aug.6 Saturday : It is German/Austrian day. Hapag-Lloyd, Air Berlin, Lauda came several times. In the morning, the using runway was RW35 and traffic was good. But traffic was light in the afternoon. It was boring.

Aug.7 Sunday : It is French day. Axis Airways came a few times in the morning. But there was no traffic except regular flights of Olympic Airlines and Aegean Airlines after morning. It was very very boring. Sunday is a bad day for spotting.

Aug.8 Monday : It is British day. Excel Airways, First Choice Airways, Thomas Cook Airlines, Monarch Airlines came many times. Traffic was the best in the three days. The using runway is RW17 during the day since it was strong southeastern wind. It was hopeless to get photos as "This is Corfu". But the using runway was changed to RW35 in the evening. It was little luck.

Larnaca is an interesting place for spotting. The airport has only one 04/22 3000m runway. You can see airplanes at the beach(Mackenzie Beach) near RW22 end. Traffic is not bad. There are many charter airplanes from Europa. And airlines from Russian area and Middle Eastern area are very interesting.

Mackenzie Beach with an airplane.
Airplanes which approach RW22 fly across the beach. You need 50-300mm lens to get all types of airplane.
The light condition is good after 14:00.
A view from the southeast of RW22. This photo was taken with 300mm lens. You need 400-500mm lens to take good photos.
The light condition is good before 14:00.

Aug.9 Tuesday : There was little traffic. It was very boring. Tuesday is not a good day for spotting. A local old man said that the best days are Friday and Saturday.

Aug.10 Wednesday : This day's traffic was better than yesterday's one. But it was not enough. Night traffic was good, however, it was impossible to take photos of it.
Anyway I could get photos of some rare airlines in Larnaca.



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2006年8月9日
オリエンタルエアブリッジと天草エアラインを撮りに九州に遠征してきました。 ついでに、JACのYS11にも乗ってきました。
写真は、Japanese Airports のなかの Other Airports のなかに入っています。
宮崎空港
まずは、スカイネットアジア(B734の中は狭かった)で宮崎に入って、 オリエンタルエアブリッジのダッシュ8を撮りました。
鹿児島空港
その日のうちに陸路で宮崎から鹿児島に移動しましたが、空港で撮れたのは JALのたまごっちくらいでした。しかし、泊ったホテルから空港が見えて、正面にJACのYS11が 駐機していたので、撮ることができました(300mm程度では少し小さいので1.5倍のテレコンをつけて 撮影しました)。
福岡空港
翌日の朝にYS11で鹿児島から福岡に飛びました。YS11には思い入れなどは ありませんが、話の種にはなるかなと思っています。福岡ではYS11の写真を撮っておこうと思っていた のですが、そこに集中しすぎて国際線にいたCIの胡蝶蘭やTGのA300ニューカラーを撮り逃して しまいました。福岡空港はセキュリティエリアに入ってしまうと撮影できるところがないとは思っても いませんでした。
天草空港
福岡から午前中に天草に飛んで、午後戻ってくるという予定にしました。これならば、 天草空港で、天草エアラインのダッシュ8を2回撮影する機会ができます(熊本への出発と熊本からの到着)。
熊本への出発がRW31であれば、タキシングと離陸で2回自分の前を通ることになる ので、絶好の撮影チャンスになる(特にタキシングであれば速くはないのでじっくり狙って撮影できる)はず でしたが、残念なことにRW13で離陸してしまいました。熊本からの到着はRW31だったので、 前を通り過ぎるのは1回だけでした。
天草空港は、天草エアラインしか就航していませんが、結構良かったです。 空港全体を見渡せる丘(展望台)に上がると、ランウェイエンドあたりやリフトやタッチダウンの瞬間を 撮るには500mmくらいが必要になりそうですが、滑走路の中間あたりであれば300mmでも余裕で 撮影できます(午後順光)。なお、展望デッキもありますが、がちがちの金網で仕切られているので撮影 には向きません(レンズの小さいコンパクトカメラであれば撮影できます。直前に駐機するので倍率も 問題ありません)。それにしても、がちがちの金網で仕切る必要はないと思いますが・・・全国に蔓延する テロヒステリーは困ったものです。のどかなところなので、もっとおおらかであってほしいものです。
展望台からの眺め。
背景が、空、山、海なので良い写真が撮れる。
右側の先がRW31エンド。
展望台からの眺め。
中央奥がRW13エンド。
左側がランプエリア。そのすぐ先にターミナルがある。
北九州空港
天草から福岡に戻ってすぐに、スターフライヤーに乗るために鉄道とバスを乗り継いで 北九州空港に移動しました。私のような旅行者には北九州空港を利用するのは面倒ですね(仕事の都合などが ある人や地元の人には良いのでしょうが)。ということで、スターフライヤー(シートの硬さと傾きが好み ではありませんでしたが、足元の広さが十分にあって良かったです)が他の空港に乗り入れない限り、 もうスターフライヤーを利用することはなさそうです。
北九州空港では、暗くなってきていたので撮影はしませんでした。



南国遠征記2 (2006年1月15日)
年始にニュージーランド経由でトンガに行ってきました。目的はトンガでDC3に乗ること だったのですが・・・
トンガでは国内の島々へのフライトを Peau Vava'u Air がDC3で運行しているので、これに乗ろうとしたのですが、 かんじんのDC3(ZK-AWP : ニュージーランドのPionairからの借り物)は飛べない状態で、実際の乗機は ニュージーランドの Air Chathams からの借り物(Air Chathamsのフルカラー)のコンベア580(ZK-CIE)でした。 1950年代製造のコンベア580は1940年代製造のDC3にくらべて10年の違いしかない貴重な機種では ありますが、残念でした。地上にいるときは斜めになっているDC3に乗ってみたかったです。
結局、コンベア580で離島をふたつほどまわって帰ってきただけでしたが、最後にコクッピトの写真を撮らせて もらいました。最近の飛行機は液晶パネルの計器なので着陸後に電源を落としてしまえば面白みの無いコックピット になってしまいますが、古い機種ではメカニカルな計器なので電源を落としても消えることはなく写真を撮らせて もらう価値はあります。

トンガでは空港で撮影するほど飛来機があるあわけでもないので、DC3(コンベア580)に乗ることだけが 目的だったので2日ほどの滞在でした。ちなみに、トンガの空港には展望デッキがあるので、そこから飛行機を 見る(撮る)ことができます。普段は人気が無い空港ですが、飛行機の到着時間になると、どこからともなく 地元の人たちが大量に集まってきて飛行機見物をしています。

トンガの首都ヌクアロファの海
感激するようなきれいな海ではないです(きたなくはないと思いますが)。
ヌクアロファとは反対側(南側)は断崖になっていて迫力があります
空港に行く途中でタクシーに寄ってもらった。
水が青く澄んでいるのが印象的
写真ではうまく再現できていませんが・・・

トンガへはニュージーランドからNZ26便で行きましたが、この便はロサンゼルスまで行って戻ってくるため、 戻りには2日ほど要するようで、帰りに乗ったNZ27便は同じ飛行機で同じクルーでした。 往路でポストカードがあるか聞いたのですが、その時のクルーが顔を覚えていて「短い滞在だったね」と言われて しまいました。しかし、この短い滞在が、後々影響してくることになるとは・・・

ニュージーランドで犯罪者扱いされる
トンガからの帰途ではニュージーランドのオークランドで一泊して撮影しようと考えていた (オークランドでの撮影対象はあまりないので1日あれば十分)のですが、入国時に麻薬の運び屋ではないかと 疑われ40分以上も聴取されるはめになりました。理由は滞在期間が短いからということ(最近はいろいろと海外に 撮影に行っているのでパスポートにたくさんスタンプが押してあることも影響したよう)ですが、あまりにも 不愉快でした。

入国審査の重要性は理解しますし検査をするなと言う気もありませんが、「滞在期間が短い= 違法な行為が目的」という固定観念にとらわれた対応には疑問を感じます。滞在期間が短いということだけで、 「こいつは完全に黒だろう」という感じに満ちた対応には怒りさえ感じました。
さらに、聴取しているくせに人の話をろくに聞かない態度も問題です。何か質問をされて、 それに答えている途中で、すぐに次の質問がきます。少し答えただけで十分に説明していない段階でも、メモをとって 次の質問をします。こんなことで、正しい聴取ができるのでしょうか。こちらの説明をきちんと聞きもしないで、 勝手に判断しているようにも見えます。こんなことでは、白の人間も黒にされかねません。特に日本人のように 英語が得意とはいえない人たち相手では誤解が発生する可能性が大いにあります。何か問題が発生した場合に 「あの時おまえはこう言っただろう」と言われかねません(むこうが勝手にそう判断しただけでも)。相手は、 こちらを犯罪者にしようとしているわけですから、注意しないと不利な供述調書ができあがってしまいます。 非常に危険です。彼らもプロで経験や勘があるので大丈夫なんていう考えは甘いです。実際に潔白の私が 犯罪者扱いされているのだからあてにはなりません。所詮「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」でしかないのです。 乱射して流れ弾に当たる犠牲者がでたとしても犯罪者を取り逃がすよりは良いのでしょう。

聴取中感じたことは、完全潔白の自分が犯罪者扱いされている怒り、屈辱感、そして犯罪者に されてしまうのではないかという危機感の3つがあげられます。そして、何も悪いことをしていないのに、名誉とプライドが ずたずたにされます。この感情は体験しないとわからないと思います(こんなもの体験する必要などありませんが)。

ということで、ここではオークランドの入国審査レポートを書きたいと思います。
まず、往路ですが、荷物をトンガで受け取れるようには指定していなかったので、 トンガへのフライトの前にオクーランドで荷物をピックアップする必要があり、そのためだけに入国しました。 オークランド到着がKALの便と重なってしまったため混雑していて入国審査でかなり長い時間並びました。 入国審査時に航空券(eチケットなので確認メールをプリントアウトした紙しかない)を見せて、荷物を ピックアップするだけと伝えてすんなり入国スタンプを押してもらえました。このとき入国カードと一体に なっている税関の申告書を返されるのですが、これに記号が書き込まれています。これがくせものです。

荷物をピックアップして、次は税関ですが、この入り口で申告するものはないかなどを聞かれたあと 行き先を指示されます。後から分かったのですが、入国審査官に返された税関の申告書に書いてある記号によって 1番、2番、3番と分けられます。1番は問題なく通過できるようです。2番では簡単な聴取や荷物検査が行われ、 犯罪者扱いされる場合は3番で詳しく調べられるといった具合です。この時は、2番に行くよう指示されました。 そこで、おばさん(もちろん税関職員)からスケジュールや目的などを聞かれました。滞在期間が短いのを気にして いたので、飛行機に乗って、写真を撮るには2日もあれば十分であることを説明しましたが、なかなか納得できない ようでした。そして何より、人の話を聞こうとしない。こちらが説明しているのに次から次へと質問をしてきて 全然話がかみ合わない状態で15分くらい足止めされました。最初は今回のスケジュールなどについてでしたが、 次はパスポートのスタンプを見ながら、そこには何をしに行ったのかなど聞かれました。さらに、頭痛薬などの 薬(drugではなくてmedicine)を持っていないかなども聞かれました。ろくに話を聞かないくせに、 質問だけしてくるので腹が立ちましたが、質問だけで済んだのでまだましでした。

飛行機の趣味はまだまだ理解されにくい部分もありますが、このような時に威力を発揮するのが、 自分で撮った飛行機の写真を入れたアルバムです。今回もそれを見せることで、説明しやすくなりましたし、相手の 理解も得やすくなったと思います。もともとは、空港周辺で撮影をしていてセキュリヒチェックを受けた場合に、 それを見せて自分が何をしているのか説明するために持っていたのですが、持っていて良かったと思いました。

次はトンガからの帰路ですが、この時は入国審査は空いていて並ぶ必要はなかったので、一番手前の カウンターに行きました。審査官はアジア系のお姉ちゃんでした(ニュージーランドにはアジア系の移民が多い)が、 ここでも、滞在期間の短さを指摘され、飛行機の写真を撮るには十分と説明しましたが、全く納得していないようでした。 さらに、ニュージーランド内の移動手段や、トンガでの移動手段なども聞かれました。4、5分かかってやっと 入国スタンプを押してもらえましたが、ここからが悪夢の始まりです。この審査官は最悪の記号を税関の申告書に 記入していたのです。

税関の入り口では申告するものはないかを聞かれた後、3番に行くように指示されました。 3番のところにいた職員に申告書を見せると一番奥に連れて行かれました。この段階で、税関の申告書に記入されている 記号の意味と犯罪者扱いされていることを悟りました。

まずは、スケジュールや目的(特に滞在期間の短さなどについて)を聞かれ、職業などについても 聞かれ(名刺を持っているかとも聞かれました。日本語しか書かれていませんでしたが、それでも良いというので見せました)、 さらには、航空券は安いチケットかどうか、購入は現金かカードかなども聞かれました。ここでも、飛行機に乗って、写真を 撮ることが目的であると説明しましたが、やはり話を聞かない。こちらが説明しているのに次の質問をしてきます。 ろくに説明も聞かずにメモを取って次に話を進めるし、こんなことで大丈夫なのか不安にもなりました。 聴取するならきちんと話を聞くべきでしょう。こちらは、完全に潔白なのに犯罪者扱いされて不愉快なわけですから、 せめて対応くらいはまともであってほしいものです。

ひととおり聴取が終わったあとは、荷物を開けることになりますが、ここでは自分で開けることはできません。 台の上に荷物を載せた後は台から少し離れて、検査官がスーツケースやかばんから中のものをひとつづつ出していくのを 見ているだけになります。
スーツケースの中のものを全部だして問題ないと分かると次は、リトマス紙(というよりポストイット) のようなもので、スーツケースの内側をこすります。麻薬などが付着していれば反応して色が変わったりするのでしょう (すぐには結果が出ないようだったので、別室で試薬などで検査していたのかもしれません)。これも問題ないとわかると、 今度はスーツケースをX線検査に持って行きました。もちろん、ここでも問題ありませんでした。

しばらくして、荷物をもどしても良いという許可がでました。「こいつは黒だ」と思って、いさんで 検査したのに黒ではなかったので、面白くなかったのでしょうか、あまり納得していない様子でした。それにしても、 無実の人間を犯罪者扱いして検査しておきながら、「ご協力ありがとうございました」の一言も無く、ただ「行っていい」 だけというのは、非常に不愉快です。先にも書いたように入国審査の趣旨は理解しますが、もう少し誠意のある対応を してもらいたいものです。そうすることで利用者の協力も得られるのではないでしょうか。おまえらが検査を受けるのは あたりまえだというような態度は傲慢であり、横暴です。
もし、そのような聴取や検査を受けることになると分かっていれば、はじめから入国しようとはしません。 そんな不愉快な思いをしてまで入国する価値などないのですから。

ところで、検査官が荷物の検査をする時にゴム手袋を使用していましたが、新品なのでしょうか。 新品でないとすると問題があります。前回検査した時に、たまたま麻薬などを摘発して、その粉が付着している 可能性があります。その手袋で検査されたならば、こちらの荷物に麻薬などが付着することになります。多分新品だとは 思うので問題ないでしょうが、もうひとつ問題があります。荷物を開ける台の上はどうでしょうか。毎回きれいに拭いて いるようにはみえませんでした。これもたまたま前回の検査で麻薬などがこぼれて(ごく少量:大量にこぼれたら ふき取られているでしょう)いた場合に、かばんから出したものを台の上におく時に手袋が台に触れて、その手で かばんの中をあされば、かばんのなかに麻薬が付着します。そこを、先に述べたような試験紙でなぞれば、麻薬の 反応が出ることになります。
そんな些細なことをと思われるかもしれませんが、これは非常に重要な問題です。相手はほんのわずかな痕跡も 見逃さずに摘発してやろうとしているわけですから、非常に細かな精度が問われるわけで、検査にスキがあっては ならないのです。ですから、わずかでも不備があるならば、それを指摘しなければなりません。そうでなければ、 自分の身は守れません。名誉やプライドどころの話ではなく、人生がかかっているのです。わずかなミスで犯罪者に されてしまい、一生を棒に振ることになりかねません。「自分は何も悪いことはしていないのだから問題ない」 で済むとはかぎらないのです。今回のことで良くわかりました。

それにしても、先に書いたように、自分で撮った飛行機の写真を入れたアルバムは無実の証明に 役立ちました。また、スーツケースの中には、シンガポール航空のフライトでもらったポストカード、トランプ、 機内誌などが入っていたので、これらも「飛行機好き」を印象付けるのに役立ったと思います。もちろん、 望遠レンズなどのカメラ機材も「写真撮影」を印象付けるのに役立っていたと思います(一眼レフカメラ程度では 印象が弱いですが長径の望遠レンズは特に訴求力がある)。飛行機の写真撮影という理解されにくい目的を実証するには、 小道具の力を借りることも必要です。
ところで、シンガポール航空のポストカードですが、検査官がスーツケースからだして台の上に 置いた時にスーツケースの車輪で踏んでくれて傷がついてしまいました。何てことをしてくれるのでしょう・・・ 帰りのフライトで、またもらったのいいですけど。

そういえば、空港には麻薬探査犬がいるのに荷物の検査をしないと麻薬を発見できないのでしょうか。 犬が能無しで信用していないのでしょうか。ということは、空港内の犬は散歩させているだけのお飾りということで しょうか。それともニュージーランドの犬はいやしくて食物探知犬にしか使えないのかでしょうか。そんな皮肉も 言ってみたくなります。いずれにしても、滞在期間が短いと犯罪者扱いされるニュージーランドでは、犯罪者たちは 1週間程度のバカンスでも楽しみなが麻薬を運んでいることでしょう。せいぜいがんばって取り締まってください。

ニュージーランドには撮影に行きたいと思っていたところが、まだ一ヶ所残っているのですが、 もう二度とニュージーランドには行きません。それぐらい今回のことは不愉快でした。

後日談です(後付け)
この記事掲載後、旅行関係の仕事をしているという女性から同様の体験をしたという話が届きました。やはり短期滞在で 仕事がらパスポートにはたくさんのスタンプが押してあるそうです。運が悪いことに試験紙に反応がでたと言われて、 さらに別の部屋に連れて行かれて服を全部脱がされたそうです。潔白なのにとんだ災難ですが、災難どころの言葉では 済みません。この屈辱は味わった人間にしかわかりません。
さらに、その後、女優の綾瀬はるかが何かのインタビューで話していたのですが、スパイの容疑で1日拘束された ことがあるそうです。もはや犯罪を未然に防ぐという域を超えています。大義名分があれば何をしても良い ということにはなりません。細心の注意が必要なはずですが、それがまったくありません。
ニュージーランドは日本人(というよりアジア人)をなめています。こいつらは皆あやしい、どんな扱いをしても構わない、 という感じですね。アジア人なんて猿くらいにしか考えていない彼らにすれば当然のことなのかもしれませんが。 疑われている人間の人種比率を見てもわかります。


この辺で気を取り直して、飛行機の話に戻します。
ニュージーランド経由でトンガに行ったわけですが、ニュージーランドまではシンガポール航空の シンガポール経由で行きました(マイレージをためるため)。往路のシンガポールでは、乗り継ぎ時間が 長かったので、その間を利用してクアラルンプールにいって来ましたが、数時間だけとはいえ、収穫は少なすぎました。 MHの機材はほとんど出払っているし、飛来機もあまりないし、収穫といえるのは、シンガポールで撮り損なった エアモーリシャスのB762とライオンエアMD90くらいでした。
シンガポールでは、一番撮りたかったアダムエアを撮れたので最低限の目的は果たせました。



2005年9月25日
Tu154を撮りに新潟空港に行ってきました。日曜と月曜だったので、 ウラジオストックが2回とダリアビアが1回撮影機会があったのですが、 ウラジオストックの新潟線はTu204になってしまったようです。 おまけに、月曜日は5時間ディレイで来たのがYak40でした。 貴重な写真を撮れたといえば撮れたのですが、Tu154を撮りに行ったのに・・・



リゾート遠征記1 (2005年8月26日)
かねてから行ってみたいと思っていたケルキラ島(別名コルフ:ギリシャ)に行ってきました。 せっかく ギリシャまで行ったので、ついでにラルナカ(キプロス)まで足をのばしてみました。
チケットが取れたアムステルダム経由でアテネに入って、そこからケルキラ島に行き、 ケルキラ島からアテネに戻ってキプロスに入るという行程にしました。

ケルキラ島概要
ギリシャのケルキラ島(Kerkyra/Kerkira)は別名コルフ(Corfu)といい、ギリシャ北西の アルバニアとの国境沿にあります。空港は島の中部に位置する岬の根元にあり、17/35の2400mランウェイが 1本だけという小さなものですが、まわりの景色がきれいで、崖の上のテラスから見下ろすように写真が 撮れるという特徴があり、島がリゾート地でヨーロッパ各地からチャーター便が多数飛来するため トラフィックにも恵まれている世界でもトップレベルの撮影環境を誇る希少価値の高い空港です。 田舎ゆえにセキュリティの問題もありません。撮影ポイントは岬の南端のRW35エンド付近になります。

ケルキラ島への定期便はオリンピック航空(Olympic Airlines)とエージアン航空(Aegean Airlines)が アテネなどのギリシャの都市から飛ばしています(船便もあります)。

ケルキラ島の代表的風景がこれ(岬の南端にある通称ネズミ島とその周辺)。 天気が良いと、こんなにきれいに見えます。
このきれいな海の上を飛行機が飛んでくるはずなのですが・・・天気が良いと風向きが南よりになるたRW17の 使用となり、海の上は飛んできません。
風が弱いと逆風でもRW35を使う場合もあるようですが、RW35が期待できるのは朝夕と思ったほうが良さそうです。 ただし、朝夕は光の加減で、ここまできれいな海の色にはなりません。
ネズミ島を越えて進入してくると次は、この防波堤があります。ランウェイ(海抜1mmくらいしかない)が 波をかぶるのを防ぐためのものですが、絶好の撮影ポイントでもあります。また、逆光時には対岸に渡ることが できるので便利です。
人通りが多く、バイクで走り抜ける人も多いので、少し鬱陶しいですが、ここからの撮影は必須です。
防波堤を越えるといよいよRW35エンドになります。RW35エンドにはターンサークルが設けられています。 誘導路がないため飛行機はランウェイ上をタキシングしてきて、ここで方向転換します。
このおかげで、RW17を使用しても着陸機は基本的にここまで来るので撮り損なうことは少ないです。 ただし、なかにはランウェイの途中で方向転換してしまう場合もあります(A320クラスの大きさであれば、 ランウェイの途中でも転回できるようです)。
ちなみに、RW17エンドはエプロンにつながっているので、ターンサークルはありません。
撮影場所のテラスから空港(RW17、エプロン)方向を見るとこんな感じです。
後方に山があるので、RW17の着陸機は左旋回しながら進入してきます。
空港のターミナルにはボーディングブリッジはなく飛行機まで歩いて行き来します。
駐機エリアは広くはないので、この空港の主流であるB737やA320でも一度に 8数機くらいしか駐機できません。
写真中央が世界有数の撮影ポイントであるテラスで、その後ろがホテルです。
テラス同様、ホテルのベランダからも撮影できます。
ホテルの自室のベランダから飛行機を撮影できるのは快適ですが、このホテルにエアコンは ありません(別料金を払えばエアコンを使えるようです)。
また、人によっては飛行機の音がうるさくて眠れないようです(夜間はRW35の離陸が多いので・・・ 私は全く気になりませんでしたが)。
ホテルのベランダからの眺め。朝は背中から陽がさします。
RW35の着陸機やRW17の離陸機が順光で撮れるのは昼くらいまでですが、ランウェイ上の機体は 見下ろす形になるので、かなり遅くまで太陽の位置を気にせず撮影できます。
背景になる海は天気が良いと光の加減で色が青くなったり緑になったりして、なかなか良いです。
こちらもホテルのベランダからの眺め。夕方(といっても、この写真を撮影したのは20:30を 過ぎていた)は西日がまぶしいです。夕方は完全に逆光です。

8月6日(土曜日)
朝早くオリンピックのB737−400でアテネからケルキラ島に入りました。 ほぼ1時間のショートフライトです。空港から撮影場所まではタクシーで数分の距離です。

テラスがオープンするのは10:00からですが、テラスの脇はいつでも入れるので、 到着してすぐでも撮影に問題はありませんでした。予想したよりはトラフィックが少なかったのですが、 RW35に着陸する飛行機を撮影できました。しかし、飛来機は、ハパクロイド(Hapag-Lloyd)、 エアベルリン(Air Berlin)、ラウダ(Lauda)ばかりでした。この日はドイツ/オーストリアデーでした。

午後になると、飛来機がめっきり減ってしまい、1時間に1機くらいのペースで 来るものの、ハパクロイド、エアベルリン、ラウダばかりで、しかも午前中に来ていたのと同じ機体が 戻ってきている有様でした。さすがに飽きてしまって、ホテルに戻って寝てしまいました。夕方にはRW35で そこそこのトラフィックがあったようですが、夜まで寝てしまったので、これらを撮りそこなって しまいました。結果的にこれが後々影響するとは思ってもいませんでした。

8月7日(日曜日)
朝のうちにフランスのアクシス(Axis Airways)が何機か来たので、今日はフランスデーかと思っていましたが、 そのうちトラフィックはなくなり、午後にはオリンピックとエージアンの定期便を除くと1機も来ませんでした。

さすがに、これはショックが大きかったです。「トラフィックが多いのは金曜日の午後から月曜日の 午前中にかけて」と聞いていましたが、実は日曜日は飛来機が少なかったのです。ホテルの人の話では飛来機が 多いのは、金、土、月曜日ということでした。こんなことなら、昨日の夕方寝ていないで撮影しておけばと後悔しました。

8月8日(月曜日)
ケルキラ島での撮影も最終日なので、トラフィックの多いことを願いつつ朝を迎えました。 そのかいあってか、3日間のうちで一番のトラフィックでしたが、この日はイギリスデーで、エクセル(Excel Airways)、 ファーストチョイス(First Choice Airways)、トーマスクック(Thomas Cook Airlines)、モナーク(Monarch Airlines)などの連続でした。

さらに、南東の風が強かったのでRW35は全く望めず、こうなってくると、「これぞコルフ」という写真が 撮れたのは土曜日の午前中だけだったということになってしまいます。後の祭りではありますが、土曜日の夕方 寝ていないでRW35での撮影をしておけばよかったという思いが強くなりました。

残念な結果も覚悟しましたが、夕方近くになって風向きが変わり、ついにRW35に変わりました。 光線状態は良くなかったので、たいした写真は撮れませんでしたが、最後にそれらしい撮影ができて ケルキラ島での撮影を締めくくることができました。

ラルナカ概要
ラルナカ(Larnaca)はキプロスの首都ではありませんが、空港があるのでキプロスの表玄関となっています。 リゾート地なのでヨーロパ各地からチャーター便が来ますが、ロシア圏や中東からのフライトも多いので、 お宝(めったに見られない飛行機)に出会えるチャンスがあります。

ラルナカ空港は04/22の3000mランウェイが1本だけで、ターミナルにボーディングブリッジはなく (ケルキラ島とは違って、こちらはバスで移動します)、大きな空港ではありませんが、RW22エンドの脇にある ビーチ(Mackenzie Beach)から撮影できるという特徴があります。

ビーチで順光で撮影できるのは14:00くらいからです。その前の時間帯は、ビーチから空港を 1週した反対側(南東側)にいかなければ順光で撮影できません。ビーチも含めて空港のフェンス際から撮影は出来ますが、 空港内のフェンス際をセキュリティカーが巡回しているので、長い間留まるのは不向きです。しかも、フェンスの網が 太いため、倍率を上げて絞り込まないとフェンスが写りこんでしまうので、あまりお勧めはできません。

マッケンジービーチ(Mackenzie Beach)の様子。
RW22への着陸機は海側からビーチに向かうように進入してきます。 大型機であれば標準レンズでも撮れるくらいのところを飛行機が通り過ぎますが、 近いゆえに見上げるかたちになるのが難点です。
ほとんどRW22が使用されるので、風向きで泣かされることはなさそうです。
午前中の撮影ポイント(ランウェイ南東側)からの眺め。ランウェイエンドは300mm程度のレンズでは、 このくらいにしかなりません。400mmはほしいところです。
以前はもっと近くまで行くことができたようですが、今はこれが限界のようです。
金銭的に余裕があれば、ボートをチャーターして海上から撮影するのが良さそうです。
基本的には、この写真のように海しか写りませんが、ボートをチャーターして来た海水浴客が泳ぎはじめる ことがあるので、邪魔な人物が写りこんでしまう場合もあります。

8月9日(火曜日)
早朝のオリンピック B737−400でケルキラ島からアテネに行き、 キプロス航空(Cyprus Airways)のA319でラルナカに入りました。昼過ぎだったのでマッケンジービーチに 直行しましたが、飛行機は全然来ませんでした(1時間に1〜2機程度、ビーチは大賑わいでしたが)。 地元の人らしき老人は、普段は数分おきに来るのに今日は来ないねと言っていたので、はずれ日だったようです。 ベストは金、土曜日ということでした。 夕方になってトラフィックは増えましたが、暗くなってしまってはどうにもなりません。

8月10日(水曜日)
ラルナカでの二日目は、朝からランウェイ南東側の海岸で撮影を始めましたが、 やはりトラフィックはいまいちで、30分に1機くらいのペースでした。しかも、ランウェイエンドまでは 距離があるので300mm程度のレンズ(正確にはデジタルカメラ+200mmレンズなのですが)では、 大きくてクリアな写真が撮れないという欠点もありました。

とりあえず、ここで14:00前くらいまで粘ってから移動したのですが、移動中に 降りてきたVim Airlinesというレアモノを撮り損なってしまいました(駐機中のところは何とか撮影 しましたが)。

ビーチでは、十分とは言えないまでもトラフィックが良くなりました。しかしながら、 降りてくるのはケルキラ島で何枚も撮ったトーマスクックやファーストチョイスなので、だんだんいやになって きて、2時間くらいでホテルに引き上げてしまいました。後はエアコンの効いた部屋で飛行機が来るのを 待って、正面に来たところでベランダに出て撮影するということを繰り返しました。ここでも、300mmでは ものたりないのですが、自室のベランダから撮影できるのは魅力があります。

二日間(正確には一日半)のラルナカでの撮影はトラフィックは十分ではありませんでしたが、 そこそこのレアモノを撮ることができました。暗くなってからトラフィックが増えるので、せっかくのレアモノが きれいに撮れてなかったりしますし、もうすこしロシア機を撮りたかったというのもありますが、仕方ないでしょう。

8月11日(木曜日)
朝のキプロス航空便でアテネに戻りましたが、A320だろうと思っていた機材がA330−200 だったので、これはラッキーでした。

午後からはアテネ空港で撮影をするつもりでしたが、撮影場所がありません。 ターミナル内で飛行機(03R/21L)を見ることができるのは4Fのマクドナルドの窓側だけしかなく、昼間は皆窓側に座るので 空いている時をさがすのが大変です。しかも、テーブル(カウンター)を乗り越えないとガラスに接触できないので 撮影しやすいとは言えません。あとは、ターミナルを出て出発階の道路を歩いていくと、エプロンを撮影できる場所が ありますが、長く留まることはできません。さらに、道路を渡ってカーパークにいくと03L/21Rのランウェイを 撮影できますが、こちら側のランウェイはトラフィックが多いとは言えず、午後になると逆光になってしまいます。 なお、出発時のセキュリティチェックを通った後のボーディングゲート前からも撮影できません(通路が2重になっているため)。 ついでに言うと、アテネ空港には気の利いた店はほとんどなくショッピングを楽しみたい人にも不向きです。 なんとも面白みのない空港です。レンタカーでも借りて周辺を廻れば撮影ポイントもあるでしょうが、 空港でちょっと楽しもうというわけにはいかないです。

アムステルダムスキポール空港
経由地のアムステルダムでの撮影も結構期待していたのですが、往路、復路とも天気が悪く 展望デッキからの撮影は出来ませんでした。それでもターミナルからガラス越しにがんばって撮影したので 枚数はかなり撮りました。残念なのは、KLMのMD11を撮れなかったことです。後で撮ろうと思っていたら 雨が激しくなってガラス越しではまともに撮れる状態ではなくなってしまいました。

あとは、ちょっとしたハプニングがありました。エルアル(イスラエルの航空会社)のB777のゲート前で撮影していると、 銃を持った警備員(兵士?)が近づいてきて撮ってはいけないと言い、せっかく撮影した写真(エルアルのB777と アルキアのB757)を消去させられてしまいました。雨がひどくてたいした写真ではなかったので、残念では ありませんが、特定の写真だけ消去できるデジタルカメラで良かったです。フィルムを使っていたらどうなって いたのでしょう。わずか数枚のイスラエル機のために他の貴重な写真がだめになっていたかもしれません。 なお、これは復路の話で、往路で撮ったサンドールのB757は無事でした。



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